無価値感という言葉の意味と対処の仕方。

みなさまごきげんよう~♪!タロット占い師の星月リディアです。
今日は前回の続きを書きますね!(´▽`*)

でもその前に。「無価値感」という言葉の意味の説明をします。前回で書くべきでしたのに、ごめんなさい。

無価値感というのは「自分に価値が無いと感じている」ことを言います。もっと詳しく書くと「そのままの(ありのままの)自分に価値が無い」と感じてしまうことです。

そのままの素の自分には価値が無いと思っているので、人から愛さるためには大切にされるためには、「何かしなくてはいけない」と思い込んでいるのが特徴です。

例えば子供の頃に、ご褒美スタイルで育てられた子供を例にしますと、親から愛されるためには「良い子でいなければならない」「テストで良い点を取らなくてはならない」という、「○○をしないと愛されない」「○○でいないと愛されない」といったふうに「何かしないと愛されない」というビリーフが生まれます。

もちろん原因はご両親に限ったことではなく友人関係や恋愛etc、いろんなケースがあります。

「無価値感」という心のカビが生えているときに、「愛されるために」「大切にされるために」どんなふうにするのか、もうすこし例えを書いてみます。

「いつも愛想良くニコニコしようとする」
「相手が気に入るような話題を心がける」
「優しく親切にふるまおうとする」
「自分の意見・意思より相手の意見・意思を尊重する」
「周りに迷惑をかけないよう仕事は無理してでもする」

こんな感じで1つ1つを読むと、まあ「そういうときもあるよね♪!」と思いますけれど、根っこが深くなるにつれて、厳しくなっていきます。

そのままの素の自分に価値が無いと思っているので、失敗や間違いをしようものなら必要以上に凹みます

そのままの素の自分に価値が無いと思っているので、誰かの役に立とうとします。(自分に無理をしても)

そのままの素の自分に価値が無いと思っているので、自分が嫌だと思うことでもつい「努力したり」「頑張ってしまいます」

…すごく疲れるでしょうね、心身ともに。

そうそう。上で書いたようなことを「自分が」好きでやりたくて楽しくて~ぜんぜん疲れないよ!というかたは良いのです。

そういうひとは、自分が「やりたいときにだけ」頑張り、努力し、親切にし、「笑いたいときだけ」笑ってますから~それがカビが生えていない通常な状態なんです。

このように無価値感というのは「自分に自信がない」をもっと深くしたような、こんな感じです。うーん説明って難しい。笑

さて。前回の記事の冒頭に、ここ10数年ほど前からタロット占いをしているとき、この「自分に自信がない」の根深いバージョンが根っこだったケースが年々増えていくように感じるようになった、と書きました。

それが「無価値感」という言葉だと知ったのはここ3、4年なのですが~。

それでタロットを学んでいるわたしは、すぐにピン!ときました。
なぜ心理カウンセラーさんたちが、この根っこがいちばん大変だと口をそろえて言うのか、その理由も。

さて、ここからやっと前回の記事の続きを書きます。

前回の記事はこちら。
http://tarot-star.com/2559.html

カビのはびこり具合と、カビの根の深さによっても大きな差がありますが、タロットの世界観的に、いちばん掃除しにくいカビの種類が、この「無価値感」となります。

カビが最大限、成長した場合の根の深さの順位を「浅い順」に書きますと。

5.孤独感
4.欠乏感
3.劣等感
2.罪悪感
1.無価値感

となります。無価値感はたいがい他の種類のカビとsetになっており、相乗効果なのか根も深くて、掃除の手間も倍増します。

上で書いたように、無力感や自己否定感も無価値観に含まれるのですが、ほんとうに面倒なカビなのです。

あくまで最大限、根っこが潜在意識の深いところにまでいくと、いちばん面倒ですよ~というお話しなのですが。

ここから、その理由と、どうすれば無価値感という厄介なカビに対処できるかを書いていきますね!(´▽`*)

無価値感が面倒な理由と掃除のやり方

理由っていうのは、意外と大事なんです。理由を知ることは「どうすれば良いか」を考えるときのいちばん大きなヒントになりますから♪

(以下、タロットカードのお話しが長いのでタロットに興味の無いかたは読み飛ばしてください。)

さて、まずはこのカードを見てみましょう。

タロット大アルカナ魔術師

タロット大アルカナの「1」・魔術師です。

一般的なこのカードの意味は「始まり」「創造」「意思」といったような言葉がタロット解説本や他サイトさんには書いてあるのではないか、と思います。そうですねえ、わたしの解釈も同じです~。(´▽`*)

じゃあ、質問です!

♪~♪~♪~♪~♪(ちえみ風で)

あなたは、どうしてこのカードが、そういうキーワードになるのか説明できますか?

♪~♪~♪~♪~♪(ちえみ風で)

あ、これスベりそうですね。画像は止めておきますので、お許しください!笑

上のほうで無価値感のことを書いているときには頭を締められているようなギュ~っとした閉塞感がありましたが、タロットカードの話になったとたん一気に解放されまして、頭に花が咲いた気分です。ご機嫌よう~♪(´▽`*)

と、真面目にやります!!反省はすこしだけしています!

まあ、生命の樹を学ばれていたら、すぐにこんな上で書いたタロット本や他サイトにあるようなキーワードなんていくらでも沸いてくるとは思いますが。数字からも簡単に説明できますしね~。笑

ライダー・ウェイト版の魔術師というカードの「真理」は、「在る」です。

へ?!とか

は?!とか

言いたいでしょうが、今回は結論を先に書きました。今から説明しますね~。

生命の樹を上から下っていくのは「宇宙の創造」を表しているとされていますが、魔術師は正しくその始まりを表現しています。

その魔術師のポーズにも注目しましょう。

タロット大アルカナ魔術師

タロット大アルカナ魔術師

何かまぎれ込んだ気もします。

これは「下のものは上のもののごとく、上のものは下のもののごとし」という錬金術の奥義が書かれた板の言葉をポーズにしてあるんです。その板が発見されたのはあの有名なギザの大ピラミッドの中だとか、とある洞窟の中でアレクサンダー大王が見つけたとか諸説ありで、楽しいのです。(´▽`*)

話が逸れましたが、これはマクロコスモス(大宇宙)=ミクロコスモス(小宇宙、人間のことです)を意味していて、天にあることは地上にもあるという意味です。

ややこしくしてしまったかもしれませんが、宇宙が創造されたときに、それが誕生するための塵たち(材料と原理)が存在したはずです。

上の魔術師のカード、まだ見えていますか?彼の前にあるテーブルの上には小アルカナに象徴されている四大元素(火・水・風・土)が置かれています。

ようは全て「在り」ます。存在します。

準備はOK。なんでも揃っています。天にあるものは地上にもあるので、なんでも創造できます。なんでも出来ます。

下に薔薇と百合まで咲いています。他サイトや一般的なタロット本に書かれている説明では、赤いバラが情熱で白い百合が純粋性を表現していると書いてありますが、ウェイト博士は「The Pictrial Key to the Tarot」で…また違った意味を書いているのですが、長くなりそうなので省きますが「願望の実現」「新たに作り出す」といった意味です。

(ちなみに「今まで、あなたが目を背けてきた怖いもの・逃げたいものに向き合うと大きな変化が訪れる♪」の記事で説明したメビウスリングも頭上にあります。この無限のパワーは「可能性」や「万能」を表現していますよー♪)

「在る」から創造できます、意思も「在る」から始められます、愛も「在る」から生きていけます。

まあ難しい説明は置いておいて、このカードの真理は「在る」です。

もちろん、自信も「在り」ます!!

だからわたしはこのカードが大好き。自分を占っていて、このカードが場に出たら申し分ありません。

このカードが出たら万能ですから~。ご相談者さんにも「あなたの好きなように・好きなだけ・物事を動かしてOKですよ♪!」とわたしも自信たっぷりに言えます。

I Can Fly !!

と叫んでもOKです。笑

と、ここで今回のテーマに戻りますが、もうみなさんピン!ときたかと思うのですが、「無価値感」という根っこは、ここ関わる根っこなんです。

自分に自信が無い。自分には価値が無い。

このカードの真理は「在る」だと書いたように、「在る」を前提にしなければ何も出来ないし何も始まらないんです。

カードの数字も「1」なので、原点です。

この点がないと次の二次元である女教皇にも三次元の女帝の世界へも進めません。

(罪悪感とか劣等感に関わるカードはまだ先です、だから無価値感からなんとかしていくしかないんですね~。)

「無価値感」は、この原点に生えているカビなので~いちばん深いと心理カウンセラーさんたちが言うのも納得ですよね!

正直、「在る」を感じられない人は、厳しい言い方だけれど、「あなたがあなたとして存在していない」と言えます。

さあ、この「無価値感」という根っこは、どうすれば良いのでしょう。

潜在意識の深くにまで根っこが入っている場合、時間がかかるケースも多いです。具体的な方法はタロットによるヒントから考えているので、心理カウンセリングの基本的なことだけ書きますね!(タロットの魔術師の視点と全く同じですし)

無いと思っているものを「有る」「在る」ということにする

ということを心がけてください。

愛されていない、と感じたら「愛されている」と言い換えてください。
自分の気持ちと、その言葉が一致していなくても、声に出して言ってください。

心屋系のカウンセラーさんたちは「わたしなんて、どうせ愛されてるし」を呪文としているようです。笑

自信がなくても、失敗しても、間違えても、誰かに笑われても、それはあなたの価値とは全く無関係である!

とまずは、表層意識(顕在意識)のほうから言い聞かせてください。

家の玄関の鍵をかけたかどうか覚えていなくて考えたことがあるひと、いますよね~?あれは顕在意識から潜在意識まで、鍵をかけるということを落とし込んだ証拠なんです。笑

そして。

わたしは素晴らしい。

これも玄関の鍵なみに「落とし込んで」いきましょう!!

少々ウッカリ、誰かに八つ当たりしたり、いじわるしちゃったときも
すねたときも、いじけたときも、泣いてても怒ってても笑えなくても、どんなときだって。

素晴らしいんですよーー!!

無価値感

もうね。バカらしーと思いながらでも良いので、騙されたと思って寝る前にね。

自分を褒め称えてください。

セリフは、あなたが女神さまをイメージとした言葉を使うと「花咲けるタロット部」の部員にふさわしいと思います!笑

そしてその女神さまを「わたし」に置き換えてください!

その女神さまは愛の女神でも大地の女神でも、戦いの女神でも、自分の好きな女神さまでOKですよ。(´▽`*)

部員でないかたは、普通に毎日ノートに書いたり、面倒なら口に出すだけでも良いので、「今日1日。わたしは~ができた」「○○をして素晴らしいと思った」とかそういう褒めたたえ方をしてください。

この○○は、特別なことじゃなくても良いのです。「洗濯ができた」「仕事で表を作った」「仕事に行った」「学校に行った」「花の水やりをした」もうネタなんて小さいことで構わないので、毎日「できた」を積み重ねてみましょう。

それじゃーまたね♪!