今週の日曜日の夜こと。
息子が「学校へ行きたくない」と言い出しました。
引越し&転校してから2ヶ月半。
緊張や疲れが一気に出たのかもしれないと思い、次の日は学校を休ませました。
そして次の日も、息子は学校へ行くことを拒否。
あれあれ、これって登校拒否&不登校ですよね。
「どうして行きたくないの?」
と息子に聞いても、自分でもよくわかっていない様子で、これといった原因のポイントを絞れません。
あげく「迷惑かけて、ごめんね」と、今まで息子から一度も聞いたことのない言葉まで出てきて、ビックリして飲んでいたコーヒーを吹きこぼしそうになりました。
ちなみに、息子はまだ小学生です。
迷惑って。。
言葉が違いますよね。
「それは迷惑って言わないんだよ、親が子供の世話をするのは当たり前でしょう。」
世話とは:面倒を見ること、尽力すること(By goo辞書より)
と息子には言いましたが..。
そう。義務とか責任とか、そういうものでもないのです。
わたしたち人間も動物と同じ哺乳類です。
子が自立できるように育てること、自立するまで面倒を見ることって、遺伝子レベルでプログラムされていると、わたしは思うのですがどうでしょう。
むかし里親さんが見つかったため、母猫から子猫を引き離したときに、母猫がとても悲しい声で鳴きながら子猫を探し回っていたシーンを思い出します。
人間も動物も、本能的な部分は同じではないかと思うのです。
迷惑どころか、幼い子供の世話をさせてもらえないことは、親にとって悲しくて辛いことなんです。
ニュース等で母親が育児放棄したり、最悪のケースでは命を奪ってしまう事件などを見ると、とても悲しい気持ちになります。
幸せな母親であれば、あたりまえに我が子の世話をしたい生き物なはずだからです。
動物は危険が迫ったとき、自分の子供を食べたり殺してしまうことがある、と聞いたことがあります。
そういう事件を起こしてしまったお母さんたちは、自分の幸せを感じられない状態であったのではないでしょうか。
いけないことは、いけないことなのですが、遺伝子レベルのプログラムが狂うほど、そのお母さんたちに、どんなに強いストレスがあったのだろうかと、やりきれない切なさが沸きます。
もっと、社会全体で母親を精神的に支援する必要性を感じます。
それは政策や、福祉の問題だけではなく、1人1人の意識レベルで変化してほしいのです。
いくら母親が本能的なレベルで子供の世話をしたい生き物だ、とはいえ子育てには「大変さ」がもれなくセットでついてきます。
ですから特に幼い子供を持つお母さん、そしてシングルで子育てしているお母さんたちに対して、1人1人が暖かく優しく見守る世の中であってほしいと、心から願ってやみません。
と、なんだか話が大きく逸れてしまいましたね、戻します。
息子が言った「迷惑をかけてごめんね」という言葉には、やっぱりドキっとしてしまいました。
「人に迷惑をかけてはいけない病」になるような子育てをしてしまったかと、自分が今までしてきた育児を省みることとなりました。笑
社会のマナーを知ること。
人の嫌がることをしないこと。
知らずに誰かを傷つけたときは心から謝って、その後はもうクヨクヨしないこと。
自分でできることは、なるべく自分ですること。
できないことは、できなくても良いこと。
うーん。。
このくらいしか、思い浮かびません。
迷惑に関しては、小学生の子供が考えるべき言葉ではないと思っているので、そういうことを言った記憶が出てこないんだけど、どこかでポロっと言ったことがあるのかもしれませんね、わたし自分自身のことで。
あとは、もしかしたら学校でも、「人に迷惑をかけない」的な教育があるのかもしれません。
とりあえず息子には「世話」という言葉の説明をしたあとに、
「ママがやりたくて、あなたの世話をしているんだから、迷惑じゃないんだよ~」
と息子に言ったのですが、伝わったかな。
「そうか。お母さんはボクの世話をするのが好きなのか~」
と答えていたから、きっと伝わってますよね、うん。
とまあ、そのあとはその日学校で勉強するであろう部分をいっしょに勉強し、そのあとは自由にさせました。
そしてわたしは、2日目の不登校ということで、息子が違う部屋で遊んでいるときにタロットカードを引いてみることに。
78枚のフルセットからの~
「学校での息子の状況」を1枚。
「わたしはどう対応すれば良いか」というアドバイスカードを1枚の合計2枚。
結果は
「学校での状況」に「ソードの5」
「わたしへのアドバイス」に「愚者」となりました。
どちらもアップライト(正位置)です。
ソードの5は、人間関係における「悪意のある争い」のカードです。
傷ついたり、傷つけたりする状況を表現しています。
あらら。息子は転校生ですので、いろいろ大変だろうなあとは思っていましたが、厳しいカードが出ました。
誰かに「いじわる」されてしまった可能性がありますね。胸が痛みます。
でもわたしへのアドバイスカードが「愚者」なので、クヨクヨするのは「愚者」らしくありません。
愚者が出たときは「世間一般の常識にとらわれないこと」「ワクワク感を大事に」というメッセージです。
これはもう、息子に状況を追及したりしないで、楽しく過ごすしかないですね!(´▽`*)
そして不登校3日目。
この日はパパの仕事もお休みでしたので、昼から焼肉を食べに行きました。
パパの仕事は、学校がお休みの土日祝日は滅多に休みがないので、1日ベッタリとパパと過ごすことは滅多にありません。
分厚いステーキ並みの焼肉をお腹いっぱい食べて、パパといっしょにゲームをして、息子はずっと嬉しそうでした。
夕方には、わたしだけが学校へ行き、担任の先生に学校での様子を聞いてきました。
先生は悪気のない、ちょっとしたいじわるがあったようだと言っていましたが…息子はおっとりしたタイプの子でしたので、今までけっこう色んなことをされている(経験している)のです。
それでも学校へ行きたくないと言ったことはなかったので、今回のその先生の言う「ちょっとしたいじわる」は、息子にとっては悲しいことだったのでしょう。
4日目、いつものように起きて、朝ごはんを食べたあと、クラブ活動があるからと早めに登校して行きました。
たった3日のプチ不登校でしたが、最初の日に息子が「学校へ行きたくない」と言ったときは少し動揺しました。
「すんなり学校を休ませて良いものかどうか」と考えてしまいました。
とりあえずは息子とよく話をしなくては始まらないので、承諾しましたが。
3日目も、不安な気持ちがふいに湧き上がってしまったり。
このままずっと学校へ行かないのだろうか、と。
でもタロットで引いた「愚者」のカードがわたしの「芯」になってくれました。
愚者の世界観は「知らないことを体験する」「ありのままにただ(何も考えずに)受け止める」「ワクワクして楽しむ」こと。
夫は「男はやっぱり焼肉だな!」なんて言っていましたが!
それじゃーまたねー♪!(´▽`*)