みなさまごきげんよう~。
風邪ひいちゃいまして、ブログ更新が数日空いてしまいました。
インフルじゃなかったのだけど、関節痛が酷かったです。
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期。あなたもどうぞお体をご自愛くださいね。
さて今回はのテーマは愛と欲のお話。
愛は与えるもの、欲は奪うもの、と言いますが、私たちは「愛」を与えているつもりで、「欲」に支配されてしまうことが往々にあるものです。
では愛と欲の違いって何でしょう。
根元さんというカウンセラーさんがその違いを一覧表にしたページがあります。
愛は与えるもの、欲は犠牲。
愛は受け取るもの、欲は奪うもの。
愛は分かち合うもの、欲は自己満足。
愛は信頼、欲は支配。
愛は選択するもの、欲は飲み込まれるもの。
これ。そのまんまタロットカードの世界の「恋人」と「悪魔」ですね!
構図もよく似ているこの2枚。
ライダーウェイト版の恋人のカードとマルセイユ版の恋人のカードを比べると、絵の構成がかなり違います。
マルセイユ版の恋人のカードは女性2人の間に男性が1人。
空にはキューピッドがいて、弓をひいています。
だから、マルセイユ版の恋人のカードは「選択」という意味合いが強いカードです。
ライダーウェイト版の恋人のカードは、ウェイト博士が書いた「The Pictorial Key to the Tarot」の中で、「人間愛を表す」と説明しているように、「愛」がテーマなんですよー。博士はロマンティックなひとだったのかしらね。
「The figures suggest youth, virginity, innocence and love before it is contaminated by gross material desire.」
それは物質的な欲望によって汚染される前の若者、処女、無邪気さと愛を示唆しています。
The Pictorial Key to the Tarotの恋人のカードの説明文の一部を翻訳してみましたが、「物質的な欲望によって汚染される前の」というところに、気がつきましたか?
そう。「欲望に汚染されたら、どうなるの?」という答えが、「悪魔」のカードなのです。
ハート型のリンゴ。。意味深~!笑
ねー。タロットって面白いでしょう。(´▽`*)
せっかくここまで読んでくれたかたのために~ライダーウェイト版の、恋人のカードの意味をサックリ書いておきます。
ピュアな愛。
喜びと快楽(生命の樹が描かれていることに注目ね!)。わくわくした気持ち。楽しい気持ち。調和(ハーモニー)。
自己と他者への信頼。(ここに、今回冒頭で書いた、愛とは選択するもの、欲は奪うもの、というところを考えてみてください。)
そしてライダーウェイト版の基本的要素、ゴールデンドーン&カバラの生命の樹の思想もしっかり取り入れてくださいね。
ライダーウェイト版は、はじめて完璧に生命の樹に対応させたタロットカードとして偉業を称えられているわけだし。
恋人のカードナンバーは「6」です。
第6のセフィラは「ティファレト(美)」。
ティファレト(Tiphereth、美と訳される)
第6のセフィラ。生命の樹の中心に位置している。数字は6、色は黄、金属は金、惑星は太陽(太陽も惑星と見なす)を象徴する。神名はエロハ。守護天使はミカエル。
そうなの。だから、ウェイト版の恋人のカードの上に描かれている天使は「ミカエル」と言われているんです。
このティファレトが表現する「美」とは何かを考えると、もっとこのカードの解釈が深まりますよー。
それじゃーまたね!♪