タロットを独学で勉強し習得する方法~独学でタロットを学ぶシリーズ.2

ごきげんようみなさま。
今日は、独学でタロットを学ぶシリーズのPart.2を書きますねー!(´▽`*)

前回は「独学でタロット占いを習得することは可能か?」というテーマで書きました。
http://tarot-star.com/957.html

今回は「どうやって独学でタロットを勉強すれば良いのか」という「やり方」をテーマにします。

思いのほか長くなったので、まとめた文章をココに書いておきます!

1.一般的なタロット解説本は買わなくてもネットで勉強できる
2.良質なタロット解説サイトの紹介
3.ネットではGETしにくい概念【解釈の仕方・やり方】を学ぶには?
4.小アルカナは数字で覚える
5.解釈をより深く自分のものにするには?

効率良く独学でタロットを学ぶ方法

まずは一般的なタロットの解説本について、書きます。

今は昔と違ってインターネットがありますから。
正直に言えば、キーワードと簡単な解釈を載せているだけの本ならネットで間に合うかな~という印象です。

でも、やっぱり一般的な初心者向けの上記のような本を欲しいと思うのであれば、自分に合うものを選んでください。

自分に合う」というのは、タロットの説明やキーワードが、自分のイメージと合う、しっくりくる、ピンとくるという意味です。

本を出している方でも、タロットカードの解釈は様々です。

同じカードなのに積極的&ポジティブな意味だとする解説と、消極的&ネガティブな意味だとする解説があったりして、カードの解釈は人によって違うんですよね。

ただ最初に書いたように、ネットでも情報収集できる範囲ですので無理して購入する必要はありません。

タロットを学ぶにあたり参考になるサイト

日本版TAROT.com

本家サイト「TAROT.com」の日本バージョンです。
イメージとしては現代タロットのオーソドックスな解説で、コンパクトにまとめてあります。

Lyrical Cards タロットカードの意味

タロット物語 小アルカナから学ぶ成功哲学」の著者、尾瀬泉さんが解説しているサイト。
昔からあるHPで、解説本が今のように種類が多くない時代に、少しでも誰かの役に立てればという尾瀬さんの優しさを感じます。
解釈や説明は「タロット大辞典」の著者、東条真人さんの影響があるかな、といったイメージです。

この本は1994年に出たようですが、当時の日本のタロット本としてはTOPクラスの本だったでしょう。「ミトラ教」に関する文章さえ除けば、今でもタロット本の中では、おすすめと言えます。ミトラ教の部分さえ無ければ…とこの本のレビューはまたいつか別ページで。笑

と話が逸れましたが、この尾瀬さんのサイトでチェックすべきなのは「解釈の基本」というコーナーです。
「立体的に見てみる」「色に着目する」「その他の着目点」とこのへんは上記の東条さんより分かりやすく?書いていると思います。
あと「占い方・占いの実例」のページは、絶対読みましょう!おすすめページです。

++ヨウコのタロット占い++ タロットのお話

こちらも10年以上も前からあるサイト。「小アルカナのストーリー」と「解釈に役立つ数字のお話」が良い感じです。

とりあえず3つほど紹介しましたが、キーワードと簡単な解説程度でしたらネットでも手に入ります。

けれど、ネットでは手に入れにくい知識もあります。
英語が出来るひとは別として、日本のサイトではあまり見ない概念と言いますか。

それはタロットカードの意味&キーワードではなく「解釈」という部分です。
さらに細かく言えば解釈の「仕方・やり方」を学ぶことが重要なんです!

解釈の仕方を学ぶ

どんなふうに、どうやって、タロットカードから情報を引き出すのか。

ここが独学でいちばん難しいところかと思います。

あなたがもしタロットスクールや講座を考えているなら、学ぶべきポイントはココです。

けれどココを重要視して、しっかり教えてくれるスクールや講座は少ないというか、ほとんど無いイメージなんですよね。
一方的に「このカードはこの象徴とこんな絵から~~~な意味です。」みたいな。笑
あ、わたしそういうスクールとか講座を受けたことがないので偏見があるかもしれませんけども。

タロットを学ぶ上で大事なことは

「タロットカードの世界観を自分のものにする」こと。

ここを目標としなくてはいけません。

誰かに説明された意味の説明やキーワードや解釈じゃダメなんです。

そこを理解していないと、カードを読むとき、いつまでも「これで良いのかな」なんて解釈で迷います。
カードが並んだとき、スっとタロットのメッセージを通訳できません~。

あ。語弊があるかもしれません。
ええと正確には、誰かに説明された「だけの」意味の説明やキーワードや解釈じゃダメなんです。

逆に言えば「自分に落とし込む」ことが出来れば、誰の解釈をそのまま自分のものにしてもOKってことです。

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タロットカードの世界観を自分のものにする

これはタロットカード1枚1枚の本質・根っこ・核心(コア)を自分にしっかり落とし込むという意味です。
さて、ではその勉強をするには、どうすれば良いでしょう??

この勉強をするに当たっては、2種類のアプローチ方法があります。

ひとつは、どのタロット先生でも言いそうな言葉ですが、実践です。
これはもう説明は要らないでしょう。わたしが書かなくてもいろんな人が書いています。笑

ですので、わたしはもう1つのほうを詳しく書きますね!

そのもう1つの方法とは、TOPスキルを持つタロティストたちが、どんなふうに、どうやって、その解釈へとたどり着いたのかを探ることです。

そしてそれを真似すれば良いのです!!
解釈を真似するのではありません、その解釈にたどり着いた「やり方」「道筋」を真似るのです。

最近、その大きなヒントになるタロット本が翻訳されています。

それは2014年に出版されたレイチェル・ポラックの「タロットの書 叡智の78の段階(78 Degrees of Wisdom)」です。
翻訳者が伊泉龍一さんで、文章がちょっと固い感じで読みにくい部分もあるんですけど、内容が内容だけに仕方ないかな。翻訳してくれたことに感謝ですね~。(´▽`*)

初心者の方には、同じレイチェル・ポラックの著書で「タロット バイブル」のほうから読むことをおすすめします。
こちらは監修が鏡リュウジさんなんですけど、内容が上のものより易しく書かれているので、読みやすいですよ。
上のものよりコンパクトにまとめてありますが、それでも深い部分は深いです。

レイチェル・ポラックのこの2冊の著書は、「こんなふうに、解釈へたどり着いたよ」という勉強のやり方、学ぶべきポイントが書かれている本ですので、独学であればこそ、どちらか1冊は読んでおきたい良書です!

さて次は、独学でたぶんいちばん混乱するであろう小アルカナの存在です。
数は多いし、大アルカナよりもっと本やサイトで書かれている説明のくい違いが大きいし

でも簡単にいろんな種類のタロットに応用できる覚え方があります。

小アルカナは数字で覚えよう!

はい。
絵・象徴・図解はとりあえず後回しにして、先に数字で覚えちゃってください。

楽です。簡単です。

例えばライダーウェイト版の「小アルカナの5」を例にしますと。
ワンドの5もカップの5もソードの5もペンタクルの5も、基本ぜーんぶ「争いか損失」を表現しているカードです。

ネットで「数秘術」とか「カバラ数秘術」と検索してください。

本であれば、松村潔さんの「魂をもっと自由にするタロットリーディング」をおすすめします。

「数の原理で読むタロットカード」という本も出していらっしゃるので、そちらをウッカリ買いそうになるかと思いますが、「魂をもっと…」のほうがおすすめです。ただ、松村さんの文章は分かりにくい(女性にはとくに)ので注意ですね。笑

さて、それでは今回の最後のテーマに入ります。

タロットの解釈ををより深く自分のものにするために

上で書いた「カバラ数秘術」これは数字とタロットの関係ですね。

合わせて「西洋占星術」と対応させた勉強もおすすめします。(ウェイト版であれば)

これはウェイト博士が「正義」と「力」を入れ替えたことにより、ライオンが書かれている「力」が獅子座、天秤が書かれている正義が「てんびん座」と分かりやすくなったことが理由にあります。

あとは象徴の勉強の仕方ですが、これはネットでググるとけっこう出てきますよ。笑

例えばカップのペイジの持っているカップから、割と大きくピョコっと顔を出している魚。
参考リンク:魚とキリスト教徒 Jesus fish

本であれば、こんな感じのものを。
アマゾンへのリンク:キリスト教の象徴を学ぶ

ね。こうして1つ1つ積み上げていきましょう。(´▽`*)

タロットの勉強は楽しいですよ。笑

さて長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!
感謝です~♪