心の壁の正体~ビジョン心理学から。01_03

みなさまごきげんよう~♪!タロット占い師の星月リディアです。

1:胃にズドンとくる状況~何を破壊するの?01_01
2:壊すべきものが、わかりました。01_02

それでは「タロット占いを使用したセッションの実例」の続きを書きますね!
まずは、前回の文章の最後に書いた「意外な事実」について。

このあいだのスプレッドの超重要ポジションにペンタクルの5が出ていました。

このカードについては、以前ブログで扱ったことがあるものでしたので、それを相談者さんにお知らせしたのです。

すると、このようなお返事が返ってきました。

そのカードをテーマにしたブログは読みました。(そのテーマのブログを読んで、リディアさんに占ってもらいたいなと思ったきっかけのブログです。)私にも出るのかなって思っていたら出たーσ^_^;です。

なんと、すごい偶然ですねえ~!

そのカードが気になって(なんとなく心に残って)、占いをされて。
それが「現在(現状)」のポジションに出るなんて~。

まあどこかに出るというのは、タロットという世界ではけっこうあるお話し。でもそれが、現在という位置に出るのは…。わたしもビックリです。

しずくさんの超意識が良い仕事をしてくれたのです、きっと!笑
と、いきなり「超意識」という言葉を出しましたが~。

今日は横道に逸れるつもり100%です!♪(´▽`*)

いえ。そういうエスパーとかニュータイプのお話しではありませんよ?

というわけで、今回はすこし寄り道をして、ビジョン心理学のお話しをします。
この先のセッションで、相談者さんに出たカードの説明にも関係しますので、ここで先に書いてしまいますねー!

心の壁について

ここまでのセッションで、しずくさんが破壊するべきものは「心の壁」だとタロットは示唆しました。
では、その心の壁って、いったい何なのでしょう??

その正体は、「エゴ」というマインドなのです

まずは言葉の意味を簡単に説明します。

チャック・スペザーノ博士(米国・心理学者)によって1970年代に提唱されたビジョン心理学において~。

「エゴ」とは恐れを根っことした防衛的な考えを持つマインドとされています。
そしてそれは、人との関わりや社会から分離するような心の声をもたらします。

例えば~。
好きな彼に告白したい女の子がいます。

でも彼女は以前、告白してダメだった経験がありました。(過去の傷)
すると~恐れを根っことする防衛的マインド(エゴ)が、彼女にこう言います。

「また失恋して傷つくから、告白なんてしないほうがいいよ」..と。

例えば~。
夢を追いかけたい(やりたいことがある)ひとがいます。(音楽とかイラストとかetc..)

エゴはこう言います。
「でもお金ないし」
「でもこの年齢からじゃ無理じゃない?」
「だいたい、そんな時間あるの?」

そう。いかにも~そうしたほうが正解のように、それらしくいうのがエゴです。笑

興味があるかたは、こちらを。
エゴとハイアーマインドのお話(2)

上の文章の中の文章を一部、抜粋しますね~。

人と分離した方が安全だし、そのほうが傷つかないぞ!というようなエゴの声のもっともらしい提案を聞いていると安全だし、傷つかないかというと、実際はそうではないようです。

心を閉ざし、人とのつながりを切り、人と距離を開け・・・とエゴの声を聞いていくと、分離感、孤独、さみしさ、居場所のなさ、一人で闘っているような感じ、味方がいない、理解されていない感じ、見捨てられ不安、怖れ、競争、攻撃性、などなど新たな問題ができていく展開になっていくことが多いようです。

どうもエゴの声はもっともらしく聞こえるのですが、破滅的なところがあるんですね

 by カウンセラー発!すぐに役立つ心理学講座

そう。今回の相談者さんは、過去に人間関係で何度も傷ついていました。

◇学生時代にイジメを受けていた。
◇会社員になったとき、自然災害があり休みもマトモに取れない状態で仕事を頑張っていたところで(1か月くらい)、災害で音信不通だった家族に会いに行きたいという希望を出したとき、心無い言葉を言われてショックを受けた。その後、仕事の無理がたたって体を壊した。

まあ他にも同僚を励ましていたら依存された~とかまた違う会社で「自分がいないときに」、しずくさんの悪いところを語る会議が行われた、とか。

これはわたしも、とても疑問に思います。
もともと、しずくさんと、誰かもうひとりのトラブルだったのに、上司のかたがしずくさんのいないときに、そのような会議を実行するのは一方的ですね。

そうして。心の壁が厚く、高くなっていったのでしょう。

最初に~「塔」という大アルカナが出ていましたので、わたしも背筋がグっと伸びるような感覚がありました。

ソードの10とかソードの9とか~ソードの3とかね~タロットカードには苦しい場面を描いているものもあります。
けれど、この「塔」というのは、そういう苦しみとか悲しみを描いているカードではなくって~。

「衝撃」を表現するカードなのです。

セッションを受けられたときのしずくさんは、家族や友人、ママ友に対しては問題なく暖かな関係を築かれているようでした。
けれど、仕事場での人間関係においては、上で書いたような心の傷により、閉鎖的で防衛的なマインド(エゴ)に偏ってしまったのでしょうね。だから、上手くいかなくて、苦しくて..。

上の抜粋した文章をもう一度読んでください。
ペンタクルの5にあてはまる部分が多いでしょう?

(分離感、孤独、さみしさ、居場所のなさ、一人で闘っているような感じ、味方がいない、理解されていない感じ、怖れ、競争、攻撃性)

ところで~ビジョン心理学にはエゴというマインドだけではなく、素敵なマインドもあります。

ハイアーマインドとは

エゴと反対にあるような言葉です。
ハイアーマインドとは「愛」を根っこにするマインドで、「人との繋がり」「信頼」「創造性」「真理・幸せ」etc..を提案します。

分かりやすく言えば~天使の声と悪魔の声。(笑)

始めに書いた、告白の例えであれば
「また傷つくから、告白しないほうがいいよー」というのがエゴ。
「彼とLoveloveで、超ハッピーになれちゃうかもしれないから、告白しちゃえー」こちらがハイアーマインド。

人間は~誰でも心の中にいろいろなマインドを持っています。

その日によって~愛を軸として、物事を考えたり受け止めたりするときもあるし~恐れを軸として不安になったり、心配になったりするときもありますよね!

と。またまたお話が逸れますが~。
ハイアーマインドという言葉は、チャック・スペザーノ博士によれば「いちばん高次元な心の在りかた」とされています。

ただ~一部では「神さまの声」とか「天使の声」だという方もいます。

わたしのタロット学では、生命の樹に対応させている「超意識=ハイヤーマインド」だと考えています。ハイヤーセルフとも言いますが~分かりやすく言えば。

顕在意識⇒潜在意識⇒超意識です。

それは、その人の持つ穢れ無き「魂」というのがいちばんしっくりくるかしら。

その真っ白で純粋なそのひとの宝石・核ともいえる部分にアクセスできるタロットは、凄いですよねー!♪

とお話しを戻します。
その「魂」からの課題を、しっかりと受け止めて。

次回は、「心の壁」を壊すには、どうすれば良いか?をテーマに占いをします。

それじゃーまたね!♪

PS:
花咲けるタロット部のみなさんは「ハイアーマインド」を大切に~。(´▽`*)

セルフ・セラピー・カード
セルフ・セラピー・カード

これはチャック・スペザーノ博士が出されたカード本で、解説書とカードがセットになっています。
カウンセラーさんで使用しているかたもよく見ますが~この解説書があれば、誰でも簡単に使えると思います。