タロットカード入手からリーディングまで!占いの手順の全てとお手入れの方法。

今回はタロットカードを手に入れてから、カードをドローするまでの手順を全て書きます。わたしの個人的なやり方ですが、どなたかの参考になれば、と思いました。

1.タロットカードを手に入れる

まずはカードがないと始まりません。本屋さんか通販でGetしましょう。
こちらは参考リンク:「ネットでタロットカードが買えるお店の一覧」
http://tarot-star.com/894.html

2.枚数と印刷ミスのチェック

新しいタロットデッキを手にいれたら、すぐに行って欲しいのはこの作業。
国産ではない外国産のタロットデッキは、カードが1枚足りなかったり、印刷汚れがあったりするものも多いのです。

カードが78枚全て揃っているかどうか、あまりに汚い(使えない)印刷ミスや汚れはないか?入手後、すぐに調べましょう。返品や交換は、購入してからの期間が短ければ短いほど交渉できるかと思います。ただし、湿気による「そり」は交換してもらえないことが多いです。

3.タロットの「聖別と浄化」

浄化ですと、月の光に当てるとか大地に埋めるとかお香の煙にくぐらせるとか、水晶を乗せておくとかいろんな方法が本やネットには書かれているかもしれませんが、わたしは、こういう事は一切しません。

聖別とは、儀式のことです。魔術的にタロットを使う場合、タロットを魔術道具として「宣言」するために行います。やり方はいくつかあるようですが聖書の一節を読んだあとに、祈りを捧げるのが一般的でしょう。これも、わたしはやりません。

ただし日常的なお手入れはします。自分のお仕事で使うタロットデッキですからね~。(´▽`*)
お手入れの方法を知らないかたもいるかもしれないので、まとめておきますね!

タロットカードのお手入れの方法

プラスティックコーティングしてあるデッキは、すべりが悪く使いにくいです。
とくに新品の場合はベタベタとカード同士がくっつきます。余談ですが、マジシャン(手品師)はプラコーティングしてあるカードはマジックには使わないそうですよ~。

また一般のマットなカードでも、使用していれば手アカや皮脂の汚れが付きますので、やはりベタついてきて滑りが悪くなってきます。

わたしはそういうときは、まず速乾性の高いアルコールスプレーで汚れを拭き取り、最後に「ファンニング パウダー(滑り粉)」をを使います。
ファンニング パウダーとはこういうものです。

ファンニングパウダーが無ければ、ベビーパウダーでも代用できなくもありません。
新品でベタベタにカード同士がくっついている場合でも、滑り粉を使えば、ほんとサラサラになりますよー♪

汚れを取る滑り粉を使う・そしてローリングシャッフル(ぐるぐるシャッフルです)をして、最後にソーティング。これがわたしのお手入れ方法です。

この「ソーティング」とはカードを並べ換えることです。

わたしが使うカードはライダー・ウェイト版ですので、作者であるウェイト博士の順番どおりに並べるのが好きです。(個人的趣味?笑)

大アルカナは1.魔術師、2.女教皇(高等女司祭)と数字の順番どおりに並べますが、愚者は20.の審判と21.の世界の間に入れます。
小アルカナはワンド・カップ・ソード・ペンタクルの順番で、キング・クイーン・ナイト・ペイジ・数字の10~エースという並びにしています。
この「わたしの順番」にはこだわらなくて良いんですよー。ただ、わたしが勝手にウェイト博士に敬意をこめて、そうしてるだけですから。

ソーティングしてあるカードは、お手入れが終わったデッキということで、自分的に分かりやすいんです♪(*・v・)

それから。
これは余談になるでしょうが、わたしは仕事用に「ボロボロで薄汚れたカード」を使うのは好みません。
どこかで見た、タロットカードをわざわざ紅茶でセピア色に染めたりして古いイメージを出す演出とか有り得ません~。(でもちょ~ウケた!笑)

わたしにとってタロットカードは潜在意識にアクセスするためのツール(道具)であり、消耗品です

皮できているわけでもなし、ただの「紙」ですので使っていれば、お手入れしていてもヘタってきます。
なのでヘタったデッキは取り替えます。
本当は、お金を頂いて占いをしているんですから、ひとりひとりに新品のカードでお迎えして、そのカードはお客さまにプレゼントしたいくらいの気持ちです。(現実、そこまでは厳しいけど~気持ちには偽り無し!)

4.タロットクロスを敷く

あれも必要ないこれも必要ない~というタイプのわたしですが、これだけはあったほうが良いです!
カードの保護的な意味合いもありますが、それより何よりカードの扱いやすさが断然UP!するからです。

テーブルや机の上で、そのままでローリングシャッフルなどやっていますと滑りすぎてカードが飛んでいっちゃいますよー。
またカードをめくるとき、めくれません!!笑
わたしは薄めのカードを好むので、とくにです!

一般的に素材はベルベットかベロアのものが多いですね。
クロスの下に滑り止めのマットもあれば、なお良しです。(100均でも買えます。)

ぜひタロットクロスは用意しましょう~。(´▽`*)

初心者の方は、大きめのハンカチ(バンダナでもOK!)でも何でも良いので、なにか敷きましょうねー♪

さて次はいよいよ占いの手順に入ります。

5.占いのテーマを決める

まず思考するべきは、何を占うか?です。

占うテーマや問いがぼやけていたり、範囲が大きければ、答えもぼやけます。
問いを絞れば絞るほど、ハッキリした答えが出ます。

とくに初心者のかたで、カードを並べたは良いけどリーディングできないのは、ここの詰めが甘いのです。
わたしも対面で占いをするとき以外は、ここをギューっと絞っていますよ~!♪

絞るというのは、問いを1つにすることです。
「彼の気持ちと今後二人がどうなるか」の場合、ヘキサグラムやラヴァーズブリッジなどを使えば、両方見れますけれど、それだとキーカードや総合結論のカードをどっちで読めばよいか、わからなくなるんじゃないですか?

このへんはまた別ページで詳しく書けたらと思いますので、このへんにしますが、そういうことです。
リーディングに慣れていなければいないほど、絞らなくてはいけません。

6.どのスプレッドで占うのかを決める

一般的なものでも、あなたの作ったオリジナルでも構いません。
占いのテーマ、占いの問いに合ったものにすることがポイントです!!

ワンポイントアドバイス。

ポジション定義はある程度は明確にする

「過去」って誰の過去ですか?どういった方面(分野)の過去ですか?
「障害」は何に対しての障害ですか?
「環境」って誰のどんな環境ですか?

こんな感じで~ポジション定義をある程度、絞り込んでおくと読みやすいと思いますよ!♪

ちなみにスプレッドで初心者に最適だとわたしが思うのは、スリーカードです。
形はトライアングルでもピラミッドでも、単に横に3枚並べても良いですが、初心者さんは「3枚引き」が読みやすいですよ~。

慣れてきたら増やしていきましょうー♪(´▽`*)

さあ。占うこととスプレッドが決まったら。

7.カードを混ぜる

混ぜ方も自由です。グルグル~シャッフルでも良いですし、マジシャンがよく使う両手でパチパチ~っと交互にカードを入れていくリフル・シャッフル(アメリカのタロット占い師さんはけっこーコレやってるよね~)でも良いですよー。あ、リフル・シャッフルはカードが反るので注意です。笑

わたしのやり方は、ぐるぐるシャッフルしてからの~ヒンズーシャッフルです。
ヒンズーシャッフルは、よく見る「トランプ切り」って言えばわかりますよね。
アレの縦バージョンで、やっています。

一般的なタロット本なんかには、カットとして、デッキをいくつかの山に分けて~というやり方が多く書いてあるかと思いますが、タロットにおいてシャッフルやカットにもルールはありません。

あなたのやりやすいように、やって良いです!

シャッフル&カットの時間ですが、これは「あなたの気が済むまで」です。

わたしの場合だと~「カチっとくるポイント」があるんですね。
なんか抽象的ですみません。時計の針が12時をさしたときの「カチっ」と鳴るような感覚と言いますか。
すぐに「カチっ」となるときも、長くかかるときもあります。

なんでしょうねーこれ。集中力の問題でしょうか。。謎です。笑

あと混ぜているとき、タロット本やコンピューター占いのサイトなどでは、「占うことを頭の中で念じながら..」などと書いてあるのをよく見ますが、わたしの場合はむしろ、全くの逆です

念じません。
呪文も唱えません。笑

頭が真っ白&カラッポな状態が近いですねー。
わざと何も考えずにシャッフル&カットに専念しています。

その理由は「タロットを信頼しているから」、この一言に尽きます。
ウェイト版のタロットの背景を学べば学ぶほど、どうやっても勝手に光の道へ進むのが分かりますから。
だから知るべきこと、必要なことは必ずカードに出る!と確信しています。
ほんとータロット学習って楽しいです!!あなたもぜひ学んでみてね!(´▽`*)

と。話しを戻しますね。笑
頭を真っ白くするのが苦手なひとは~タロットの愚者のカードを思い出してください。

Fool

ライダーウェイトのタロットの愚者に書かれている太陽って真白いんですけど、自分があのポーズになっているところを想像して、崖から飛び降り、その白い太陽の中へ入っていくイメージが良い、と思い…って余計に分かりにくいかもですね。

まあそんな感じで、わりと無心で混ぜています。

だから自分以外を占うときはペン&ノートが必需品。
混ぜてるうちに、何を占うんだったか忘れるときがあるんですよねわたし。

と。それでは次の工程です。

8.タロットカードを並べる

思いのほか長くなってしまいましたが(余談が多すぎました..)、今回のテーマでは「リーディングに入るまで」ですから、これが最後の工程となります。

さて、並べるときですが、7枚おきにカードを取っていくかたもいますし、そのまま置いていっても良いです。
わたしは追加カードを出すとき、同じデッキで違うことを占うときは、7枚目を取ったりします。

あと、自分で自分を占うときは正逆を使わないときが多いので、ぐるぐると混ぜたりしません。そういうときは、必ず7枚目で出しています。
いちにーさんしーごーろく~じゃなく。
3枚置いて3枚置いて、次の1枚をスプレッドの場所に置くという感じです。

まあ、ほんとこのへんも自由に、やりやすさ重視でチョイスしてください。

あとこの「タロットカードを並べる」とき、最初から表面で置くのか裏面にして置くのか、ということがありますが、これもどちらでも構いません。
わたしは急ぎのときは、最初から表面で置きつつ~読みつつ~並べたりもしますが、裏面で置いた場合、最後にこの作業が加わります。

タロットカードをめくる

タロットカードのめくり方ですが、これは「横」にめくってください。
気持ち、ちょっと横にズラすようなイメージでめくる。

そうそう。子どもって、ほぼ100%自分の手前に引っ張ってめくりますよねー。
どうしてだろう面白い~。笑

もちろん「めくり方」も自由ですので、それでも構いませんが、その場合、上下が逆になります。
正位置・逆位置が入れ替わってしまうことだけ、ご注意ください~。

それからケルト十字スプレッドの中央のクロス部分などで、横に置いたカードの上下ですが、これはあなたから見て左側が上となります

さあ!これでデッキの入手から「リーディングまで」の手順の全てを説明しました。

タロットはほんとうに面白いし奥深いし、自分の世界を広げてくれる素敵な道具です。あなたもぜひタロットに慣れ親しみ、楽しんでくださいね!

それじゃーまたね!♪(´▽`*)